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2010年6月19日(336号)〈12〉 ニー 響きあう シンフォニー Q uestion 家族が仲良く暮らす秘訣は? 編集者の 声 漁に出る人・調理する人・接客する人…。親子・兄弟2世代6人が営 む家島諸島・男鹿島の民宿「中村荘」では、家族それぞれが得意分野を 生かします。採石業が基幹産業である男鹿島の人口はわずか100人程 度。「新たな観光の目的地に」と、恵まれた漁場で獲れる水産資源と、島 ならではの人情を生かして、民宿を営む一家を訪ねました。 ●海の家「中村荘」 【場所】姫路市家島町男鹿2165-15 ☎079-325-0492 【営業期間】4月~11月頃まで(冬は休業) 【営業時間】10時~18時 (予約がオススメ) 【HP】http://www.geocities.jp/nakamura_sou/ 自分たちで獲った魚を振舞う 漁師一家が民宿に挑戦 戸のフレンチ店で修 行する日々でした。 「半年が過ぎたある 日、フロアから聞き 覚えのある大きな声 がするなと思ったら、 親父でした」。それを 機に、庄助さんが週 一のペースで店に現 われるように。 庄助さんの「いつ になったら戻るんや」 の問い掛けに、「子ど も時代を過ごした『中 村荘』に自然に戻り ました」と芳正さん。 現在、芳正さんは、叔 父の治さんの片腕と して厨房で活躍中で す。 漁に主に出るのは、 福蔵さん、幸司さん 親子。調理は、治さん と、庄助さんの次男・ 芳正さん。有作さん は、漁に出るほか、電 話対応など折衝を担 当します。漁協の組 合長を務めていた庄 助さんは、直接運営 には携わらず、家族 のサポート役に。 一度、家を出た芳 正さんを連れ戻した のも庄助さん。子ど もの頃から料理が好 きだった芳正さんは 大学で管理栄養士の 資格を取得。父親の 反対を押し切り、神 勘当から和解へ 子ども時代過ごした中村荘へ 一番嬉しいのは、お 客さんに喜んでもら えたとき」と福蔵さ んは笑います。 毎年6月、中村荘 ではファン向けの「感 謝デー」を開催。馴 染み客や島の住人に 感謝の気持ちを伝え る機会を大切にして います。 長年のファンも応援 「感謝デー」を毎年開催 中村荘の歴史を語 る上で、長年のファ ンの存在も欠かせま せん。「メニューや施 設面など、お客さん からアイデアをも らっています」と有 作さん。「それまで魚 だけを相手にしてい たのが、この仕事で 人とも接するように。 今回の家族は、瀬戸内海に生きる海の男達。核家族化が進む中、家長をリーダーとして、家族6人が協力して仕事をする様子は感動的。意見の対立や言い争いが起きることがあっても、家族それぞれが“思いやる姿”が印象的でした(松) 中村さん 家族 A 庄助さん(69歳)【父】 笑顔でいることが大切A 有作さん(37歳)【長男】 時々、みせるやさしさが大 切。素直になること タッフが集合し、そ の日の予約の人数、 スケジュールを確認 します。「時には、問 題点を巡って言い合 いになることもあり ますが、みんなが納 得することが大切で すね」と長男・中村 有作さんは話します。 はじまりは、今か ら 45 年前。定置網の 網元を営む父・庄助 さんが、弟である福 中村荘の自慢は何 と言っても、瀬戸内 海の豊かな漁場で育 まれたタイやヒラメ・ タコなど鮮度抜群の 魚介類。ついさっき まで生きていた魚の 刺身や「鯛そうめん」 など郷土料理が良心 的な価格で並びます。 朝6時のミーティ ングから、中村荘の 一日はスタート。長 テーブルに家族とス 蔵さん、治さんに 呼び掛けてス タート。船上の釣 堀業を経て、「自 分たちで獲った 素性の分かる確 かな魚を出した い」という思い から、小さな民宿を 始めました。現在は 子どもたち3人も参 画。2世代6人が中 心となり民宿や食堂 の運営に奔走します。 (左)新鮮なお造り(右)毎年8月に開かれる地引き網の様子 A 幸司さん(27歳)【福蔵さんの長男】 絆を大切にしていますA 福蔵さん(61歳)【叔父】 いがみ合わずに、 折れるときは折れる A 治さん(59歳)【叔父】 我慢することA 芳正さん(30歳)【次男】 言いたいことは言って、 譲るところは譲る
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